控訴審は西暦2023年4月20日、大阪高等裁判所で行われた。
時間は午後3時から4時の予定であった。まず、主任弁護人である喜久山弁護士が控訴趣意書(https://onl.tw/cybzuzE)の内容を要約した。
これには約20分を要した。
#青井硝子裁判 控訴審第1回公判のご報告。
— 喜久山大貴 (@kikuyamahiroki) 2023年4月18日
大阪高等裁判所は検察官に、控訴趣意書に対する答弁書の提出を求め、事実取調べ請求の採否は次回に持ち越しました。
第2回公判期日は、検察が準備期間も含めて検討したいとのことだったので、追って指定となりました。 https://t.co/dy7vq8OeKl
検察官は弁護人をじっと見たかと思えば、首をかしげ、顔を落としてメモをしたり、天井を見上げたり、また首をかしげ、それから肩を揺らしたり、そしてまた書類に目を落とした。
検察官は反論しなかった。裁判官の求めに対しては「持ち帰らせていただきます」と答えるのみだった。
京都地裁で検察側が不同意、裁判所が却下した証拠のうち、アヤワスカ茶が治療抵抗性うつ病や自殺念慮を改善し、薬物依存症を改善し、また適切に用いられれば重大な副作用がないというエビデンスを示す論文(ブログ内記事)と、アヤワスカ茶の儀礼的な使用が宗教的な正当行為であるという蛭川立証人の証人請求について、大阪高裁の検察官もまた不同意だったが、しかし、裁判長は採否を保留した。
次回期日も決めないまま、初公判は30分で終わった。